『排除型社会』重版の完成日

 『排除型社会』の重版(第2刷)は、5月21日に完成いたします。
 10日ものあいだ在庫をきらし、たいへん申しわけございませんでした。出来しだい出荷いたします。

『抵抗の場へ』:『書標』に書評掲載

 『書標 ほんのしるべ』5月号・第342号(発行:ジュンク堂書店、頒価50円)に、『抵抗の場へ』の書評が掲載されました。――「〈無知人〉と呼ばれる人などいない、すべての人々は自分なりの知性をもつから〈知識人〉という言葉は使いたくないと言い切るミヨシに、共感する。」(書評より抜粋)

 以前に紹介いたしました、A・リンギス『信頼』(青土社)の書評は4月号に掲載されております。

『排除型社会』:『読売ウイークリー』に書評掲載

 『読売ウイークリー』(2007年4月8日号)に、『排除型社会』の書評が掲載されております。
 評者はジュンク堂大阪本店店長の福嶋聡氏です。――「最も根本的な変化を生産様式のフォーディズムからポストフォーディズムへの移行に見る視座を共有しながら、ヤングの議論は、〈マルチチュード〉の〈大逆転〉をオプティミスティックに唱えるネグリ=ハートよりも、粘り強くリアリスティックなものであると感じた。」(書評より抜粋)

美馬達哉『〈病〉のスペクタクル――生権力の政治学』

 美馬達哉『〈病〉のスペクタクル――生権力の政治学』(人文書院、本体2,400円)が刊行されました。

 オビの文章――「〈生〉を貫き強力に作動する政治力学、恐怖と予防を上昇させ、ネオリベラリズムとも共鳴するその力の本質とは何か。医学生物学と政治社会学を横断する、気鋭による清新な分析の誕生。」

 目 次(以下、章題のみ抜粋)
I 〈感染〉の政治学
 第1章 アウトブレイクの社会的効用――SARS
 第2章 防疫線上の政治――鳥インフルエンザ
 第3章 グローバルエイズの政治経済学

II 〈生〉のディスクール
 第4章 〈生〉のテクノスケープ――ES細胞をつらぬく権力
 第5章 「脳死」の神話学
 第6章 病者の光学――視覚化される脳

III 〈恐怖〉のイデオロギー
 第7章 がん恐怖症
 第8章 ストレスの政治学

あとがきにかえて アウシュヴィッツの「回教徒」


 これはすばらしい本です。ぜひお読みください!
 「医療を対象とする人文・社会科学的なアプローチ」などと、平板化することのできない本です。「健康と病を語る上での支配的言説である医学=生物学的言説への抵抗あるいは裏切りの可能性をさぐる試み」であり、したがって、「『医学・医療』という学問分野が確固たる研究対象として存在する」という自明性を問うと同時に、「アプローチする方法論としての人文・社会科学的な学問分野(社会学、歴史学、政治学、人類学、など)が存在するという自明性」をも問うています。

 と言っても、文章は読みやすく、議論もきわめてうまく整理されていますので(ほんとに「うまい」と思います)、玉石混淆の「新書」から闇雲に何冊かを忍耐しながら読むよりも、この本をずっとお勧めします。いくつもの発見と動揺がある一冊です。

勁版会のご案内

勁版会のご案内

第283回 ■変わりゆく京都の書店地図の現場から■

■と き:2007年5月25日(金) 午後7時~9時
■ところ:京都市男女共同参画センター(ウィングス京都)会議室1
     604-8147 中京区東洞院通六角下ル御射山町262
     http://wings-kyoto.jp/ 電話075-212-7470
■参加費:会場費を参加者で頭割り
     *終了後、懇親二次会を予定・参加費3,000円程度?
----------------------------------------------------------------
■ゲスト:安西京子(アバンティBC京都店 企画リーダー・一般書籍部門長)
【ゲスト略歴】あんざい・きょうこ
京都出身。京都産業大外国語学部ドイツ語学科卒業。
1987年イズミヤ株式会社入社。アバンティブックセンターに配属。
理工学書、人文書、学参、洋書、児童書、文芸書、雑誌実用書の順番で担当を歴任。
現在は、一般書籍部門長・企画リーダーとして、サイン会などイベントも担当中。

☆6月の予定  第284回例会 /6月15日(金) /ウィングス京都

森山大道『大阪+』

 森山大道『大阪+』(おおさか・ぷらす)が月曜社から刊行予定とのことです。
http://urag.exblog.jp/
A6判、並製カバー装480頁(白黒写真400点)、本体価格1,810円
 刊行(取次搬入日)は2007年6月5日とのことです。さっそく近所の書店で予約注文しました。楽しみです。

桐野夏生『メタボラ』

 ようやく桐野夏生『メタボラ』(朝日新聞社)が刊行されました。新聞連載時から話題になっていた小説です。派遣労働、請負労働、ワーキング・プア…といった経済的・存在論的な剥奪が描かれています。『OUT』で描かれた剥奪よりも凄まじいものがあるかと思います。

【オビ(表)の文言】
「なぜ「僕」の記憶は失われたのか? 世界から搾取され、漂流するしかない若者は、日々の記憶を塗りかえる。破壊されつくした僕たちは「自分殺し」の旅に出る。孤独な魂の冒険を描く、まったく新しいロードフィクション。」

【オビ(裏)の文言】
メタボラ……「メタボリズム Metabolism」からの造語。そもそもは生物学用語で「新陳代謝」の意味だが、都市を生物体としてとらえようとする建築家たちの運動でもある。

『祖父江慎+cozfish』

 装幀家の祖父江慎氏の作品集『祖父江慎+cozfish』(ピエ・ブックス)が刊行予定とのことです。祖父江慎氏は吉田戦車『伝染るんです。』、楳図かずお『超!まことちゃん』などのブックデザインを手がけてきました。全体は380ページ超で5部構成だそうです。1,500作品を年代順に掲載し、また、文字組版や印刷方法・工程などについても、詳述されるようです。本に詳しくないひとが読んでも分かるように、印刷用語・出版用語についても解説されるみたいです。

 祖父江慎氏のデザインとは関係ありませんが、ついでながら……
サラ・イネス『大阪豆ゴハン』の4~6巻が刊行されました。また、ながく品切(?)だった1~3巻も入手できるようになったとききます。

 小田扉『団地ともお』は9巻めが刊行されています。

 松田洋子『赤い文化住宅の初子』は映画化(http://www.hatsuko-movie.com/)されます(すでにご存知ですよね、みなさん)。

森山大道「記録」展のご案内

下記はデザイン誌『idea アイデア』(322号・2007年5月1日発行)の記事からの転載です。日時・場所などは再確認くださいませ。

 "アレ・ブレ・ボケ"と称される革新的な表現により写真界に衝撃を与えた写真家・森山大道。その森山が既存のメディアにとらわれない自由な表現の場を目指して、自費出版の写真誌「記録」を出版したのが1972年。その翌年7月、オイルショックの到来などにより制作費が膨らみ、5号を最後にあえなく休刊に追い込まれて以来、幻の雑誌となっていたが、昨年34年ぶりに第6号が発行された。本展はその復刊第2号となる「記録第7号」の出版を記念して開催される展覧会だ。掲載された写真のオリジナル・プリントやシルクスクリーン版画なども展示され、森山の新たな"記録への旅"へと誘う。会場ではTシャツ、ポスター、腕時計などの各種グッズの販売も行われる。

[会期]
2007年5月11日(金)~5月27日(日)
12:30~20:00(最終日は17:00まで)
☆入場無料
[会場・問合せ先]
art poject room ARTZONE
京都市中京区河原町三条下ル一筋目東入ル大国町44 VOXビル 1・2F
tel: 075-212-9676
http://www.artzone.jp/

プロフィール

洛北出版

洛北出版
http://www.rakuhoku-pub.jp/

最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード