アガンベン『例外状態』

アガンベン『例外状態』

ジョルジョ・アガンベン著『例外状態』(上村忠男・中村勝己 訳、未來社、2007年10月1日発行)

 これもおすすめです。ページ数は190ページくらいで、文字はゆったりと組まれていますので、本を手にしたときの威圧感のようなものは感じられないと思います。翻訳は丁寧で読みやすい訳になっています。圧縮されたひとつひとつの文に立ちどまり、アフォリズムの断片と断片のあいだでまた立ちどまりつつ、さまざまなアイデアや問題提起に巻きこまれていくことになるでしょう(たぶん)。しつこいようですが、アイデアや問題提起がたくさん盛りこまれている本だと思います。アフォリズムのなかの気になるところから(どこから)読んでもよいかもしれません。

関連書籍としては、
ベンヤミン『暴力批判論
デリダ『法の力
C・シュミット『独裁』、『政治神学』、『憲法論
アガンベン『ホモ・サケル』、『アウシュヴィッツの残りのもの

などが挙げられるでしょう。もちろん本書では言及されていないけれども、関連する本が、ほかにもたくさんあります。このテーマだけでも、書店の棚がひとつつくれるかもしれません。

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