本屋大賞は逃したが・・・


『悪人』吉田修一


 本屋大賞は逃しましたが・・・吉田修一『悪人』はおもしろいです。おすすめです。

 四六判・上製・422頁
 定価(本体価格1,800円+税)
 朝日新聞社(2007年4月30日発行)

 オビのうしろには、なぜか浅田彰氏による推薦文が?!・・・でも、この文がこの本を的確に紹介しているかと思います。下記に引用しますと・・・

「様々な視点を交代させて高速回転する万華鏡のように進む物語。
その全体を上から見下ろす視点はない。
作者は登場人物たちの行き交う道を自ら移動しつつ彼らの姿に目を凝らす。
実のところ、したたかな「悪人」である作者の視線は常にクールで時に意地悪だ。
だが、その「悪意」に、普通の人たちを上から温かく見守っているつもりの知識人の「善意」のような嘘はない。
言い換えれば、それは誰もが善人であり悪人でもある現実をじっと見つめる正真正銘の作家の視線なのだ。
デビューから十年。吉田修一は作家として何と大きく飛躍したことだろう!」

 装幀は、内容をうまく「裏切っている」と思います。装幀は町口覚氏によるもので、森山大道『大阪+』(月曜社)や寺山修司+森山大道『あヽ、荒野』(PARCO出版)も手がけています。下記は、その表紙です。

『大阪+』


寺山修司『あヽ、荒野』

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