「寄せ場学会」のご案内

 2008年度の「寄せ場学会」のご案内です。
 そのまま転載いたします。なお、メールアドレス中の「@」は「★」に当方において差し替えましたのでご注意くださいませ。
 日時と場所は再度、ご確認ください。

   * * *

2008年度寄せ場学会総会(協力:大阪市立大学都市研究プラザ)
《共》を編み上げる
――寄せ場・野宿・プレカリアートをつなぐもの

日 程:5月24-25日
会 場:24日 大阪市立大学高原記念館/25日 大阪市立大学西成プラザ
   *会場地図は以下のホームページをご参照ください
   ・大阪市立大学高原記念館
   ・大阪市立大学西成プラザ


呼びかけ
「寄せ場―――それは日本の下層社会である。そこでは人間性が無慈悲に奪われる。だからこそ人間への激しい希求がある。熾烈な闘いがある」。日本寄せ場学会の原点ともいうべきこの言葉を、いま、どのように捉えるべきか。「寄せ場」が「日本の下層社会」を指し示す概念であるとするならば、それはもはや、釜ヶ崎や山谷といった、特定の囲い込まれた空間のみを名指すものではないだろう。公園や路上、河川敷で、排除や襲撃に脅かされながら生きる野宿生活者。ネットカフェにかろうじて寝床を見出すしかない、「見えない」ホームレス。過酷な労働、低賃金を強いられる非正規雇用の労働者。かつて主流社会の周縁であった「寄せ場」は、いまや、社会そのものの編成原理として普遍化されつつある。

 寄せ場の歴史が示すように、権力の常套手段は〈分断〉である。社会全般の領域に普遍化された「寄せ場」においては、人々の日常生活は丸ごと資本に呑み込まれ、分断され、孤立させられている。そうして無数の人々が、人間性を無慈悲に奪われ続けている。そうであるならば、闘争は、分断を乗り越えるところからはじめられなければならないだろう。労働の現場で、日常の生活で、つながりを増殖させていくこと。怒りを表現に、表現を力へと転化させていくこと。そのような相乗効果を実現する場所をつくりだしたいという思いから、「《共》を編み上げる」というテーマを設定した。

 寄せ場には、歴史的な労働運動の蓄積がある。野宿の現場には、排除に抗するなかで紡ぎだされた実践と表現がある。非正規雇用の労働者たちは、いままさに、声を上げ、対抗の力を生み出そうとしている。歴史的にも地理的にも多様な実践を、差異を尊重しつつ交差させ、重ね合わせることで、対抗的な《共》のあり方を展望してみたい。多くの方々にご参加いただき、自由に議論していただくことを願います。


プログラム

★5月24日(土)昼の部(13:00-17:30)――パネルディスカッション
〈13:00-13:10〉
○開会
〈13:10-14:00〉
○報告「非正規の組織化――分断を乗り越える」船場潤之(関西非正規等労働組合ユニオンぼちぼち)
〈14:00-14:50〉
○報告「耕すこと/働くこと――つながりの中から再び個を確立するために」綱島洋之(京都大学大学院アジア・アフリカ研究科/野宿者ネットワーク)
〈15:00-15:20〉
○コメント「釜ヶ崎での活動経験から」水野阿修羅(日雇労働者)
〈15:20-15:40〉
○コメント「山谷での活動経験から」中村光男(山谷争議団/あうん)
〈15:40-17:10〉
○全体討論
〈17:10-17:30〉
○総会

★5月24日(土)夜の部(19:00-21:30)――映像上映(16ミリ)釜ヶ崎の運動史を振り返る
〈19:00-21:00〉
○映像上映
1)「73-74年釜ヶ崎越冬斗争の記録(英語版)」
2)「民族差別/釜ヶ崎差別糾弾斗争」
3)「5・1釜ヶ崎メーデー」
〈21:00-21:30〉
○トークセッション

★5月25日(日)――釜ヶ崎を歩く(10:00-12:30)
〈10:00-11:00〉
○フィールドワーク(集合場所:大阪市立大学西成プラザ)
〈11:00-12:30〉
○レクチャー×釜ヶ崎資料の映写公開
1)「釜共闘の時代」水野阿修羅
2)「釜ヶ崎のこどもたち」小柳伸顕(釜ヶ崎キリスト教協友会)

*釜ヶ崎の「旅路の里」に宿泊可能です。希望される方は、5月15日までに以下の連絡先までご連絡ください。
→ 長井公彦(メール:enu3kya★nifty.com)
* 釜ヶ崎の簡易宿所に宿泊をご希望の方は、各自で予約していただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
→ 「大阪の安い宿
*そのほか、総会についてのお問い合わせは以下にご連絡ください。
→原口剛(メール:haraguch0508★yahoo.co.jp)

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