Publikation macht frei.(ノート1)


 いまさらなことをいまさらメモしておく。

   * * *

Gyorgy Kurtag[強調記号省略]アルバム
この2年間まいにち聞いている。うそではない。


そのなかのバッハの Zeit Ist Die Allerbeste Zeit は、
ゴダールの映画《アワーミュージック》で使われている。


このアルバムのレーベル「ECM」、あるいは
そのオーナー・プロデューサーの
マンフレート・アイヒャーをめぐって
書かれた書籍は↓



『ECMの真実』

稲岡邦彌 著『ECMの真実
河出書房新社
2001年1月刊行
詳しくは→【アマゾン


チューリッヒの日刊紙「Tages Anzeiger」の記者による
アイヒャーへのインタヴュー記事(訳は著者による)
同書から引用する。この記事が『ECMニュー・シリーズ』に
再掲載されたのは1989年である。


: 現在のトレンドに対するあなたの「弁証法的」反応――カウンター・トレンド的反応といったらよいか――に話を戻したいのだが。長期的に見て、あなたの原則で生き残っていけるチャンスがあると思うか。経済の状況は逼迫しているのではないか。現在のメディアの発達から強い圧力を受けてあなたが後退せざるを得なくなるとは思わないか?

: 分からない。自分にはチャンスに見えるのだが。なぜならこの種の音楽を制作することへのこだわりは、私有の島を持ちたいほど激しいものがあるからだ。私は、われわれが音楽の制作をやめざるを得なくなるほど経済の状況が悪化しているとは思わない。私はより少ない原資でも音楽を制作することはできるし、話題になった私の原則もすべて変わっていない。事実、生き残りは原則として経済の状況にかかわるものではないと思う。原因はむしろ、先ほど話したさまざまな影響や、イメージ、サウンドからあなたを遠ざけること、あなたが思考を巡らしたり、音楽に耳を傾けたりできなくなることにあるのではないか。そういう悲惨な状態になったら生き残りは困難だ。奴らの猛襲から身を守るために、あなたは鎧を身に着けなければならない事態になっているよううだ。[158-159頁]
 
 
 

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