廣瀬純さんによる講演 【2】

【2】


        GRL Kyoto Base


下記は【洛北出版/10月15日ブログ】の続報です。

廣瀬純さんの講演があります。
以下、Graffiti Research Lab Kyotoのwebサイトより引用します。

   * * *


Graffiti Research Lab Kyoto

2009年11月5 日から16日まで、アメリカ人アーティストユニット、「Graffiti Research Lab」を京都に招聘します。

GRLはグラフィティライターやアーティストなどに新たなコミュニケーションのためのオープンソース・ テクノロジーを提供することで、人々が広告や権力に取り囲まれた環境をクリエイティブに変える力を獲得していくことを目的に活動しています。

彼らが京都に滞在する12日間、GRL が開発したソフトウェアやGRL Kyoto が作った道具を使用した公共空間でのパフォーマンス、「Kyoto Protocol Hacking」と題したワークショップ、廣瀬純(現代思想家)、遠藤水城(横浜国際映像祭キュレーター)、contact Gonzo(パフォーマー)を招いて、表現と公共空間、運動とアートの関係性を考えるレクチャーなど、各種イベントを実施します。

また、GRLの滞在中、「基地」を運営し、GRLのこれまでの活動を閲覧できるビデオブース、都市に介入するアートを集めた映像コレクション、関連書籍を中心とした図書館、大原の地野菜を使ったカフェを設置する他、GRLの作品制作も公開します。11/5日~11/15日まで毎日開いているので、だらっと遊びに来てください。

プレイベントもあります。

スケジュールの詳細は →【こちら】



上記のレクチャーの一つ。

GRL Kyoto 関連レクチャー


革命の慎みについて
   by 廣瀬 純


1937年に28才の若さで戦病死した映画作家・山中貞雄が、今年、生誕100周年を迎える。22才からの6年間、全26本の監督作品において、山中は何をしたのか。映画に“慎ましさ”というその本性を取り戻させようとしたのだ。少しでも油断すればすぐにでも“厚かましさ”のほうへと引き寄せられてしまいがちな映画を、あくまでもその偉大なる“慎ましさ”のもとに引き止まらせ続けようとしたのだ。そして山中は次のことを直観していた。すなわち、革命は慎み深き振舞いであり、慎みはつねに革命的である、と。GRLの試みもまた、レーザーやLEDの仄光を“慎ましさ”というその本性に従わせること、そして“厚かましさ”の執拗な回帰からさらりと身をかわす術を体得することに存しているのではないか。

創造行為を始動させる問いは、いかにして厚かましく目立つかということにはない。我々はつねにすでに厚かましく、破廉恥な存在なのだ。創造とは、たんなる “普通のもの”たちの慎ましき囁きのなかに、おのれの声をそれとしては同定不可能となるに至るまでまぎれ込ませることにある。山中が映画を撮った1930 年代も、GRLが光のグラフィティやタグを展開する今日も、世界が“厚かましさ”に覆い尽くされているという点において何ら変わりはない。どちらも“近代 ”という同じ時代に生きているのだ。だからこそおそらく両者は、70年の隔たりにもかかわらず、どちらも光という素材に固有の圧倒的な軽やかさのうちに慎み深き革命の条件を見出すことになるのだろう。


   日時    11月11日 (水) 20:00~22:00
   場所    GRL Kyoto Base
          京都市左京区田中西大久保町47-2 anchovie cafe 3F
   アクセス 叡山電鉄元田中駅下車すぐ
           → 【マップ】
   料金    1,000円
   問い合わせ  info【あっと】grlkyoto.net
※事前に予約のメールをいただければ、来場者数がわかるので助かります。
 
 
 

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