『No Future ノー・フューチャー』 中間報告その2



     フランコ・ベラルディ(ビフォ)著-2010-11-17-4

No Future ノー・フューチャー ―― イタリア・アウトノミア運動史

フランコ・ベラルディ(ビフォ)





     「アウトノミア運動」とは

      何だった/何であるのか?





   1977年――すべての転回が起こった年。

   イタリアでは、

   労働を人生のすべてとは考えない若者たちによる、

   激しい異議申し立て運動が爆発した。

   77年の数々の反乱が今日の私たちに宛てて発信していた、

   革新的・破壊的なメッセージを、

   メディア・アクティヴィストであるビフォが描きだす。



1977年こそが、新しい時代への移行の年である。

77年は、イタリアにおいて、

自律的・創造的な運動(アウトノミア運動)の力が、

社会のただなかで試された年であった。と同時に、

労働過程の不安定化、社会関係の喪失、うつ病の浸透が

日常となる暗い未来の姿を、目撃しはじめた年でもあった。

「ポストモダニティ」や「弱い思想」といった概念は、

この年月に姿を見せる。


幸福と絶望――本書では両方に視座をおくことで、

77年運動の問題系を検討する。その幸福と絶望とは、

私たちがいま生きているこの現実の"予兆”だったのだから。





No Future ノー・フューチャー ―― イタリア・アウトノミア運動史

フランコ・ベラルディ(ビフォ)著
廣瀬純・北川眞也 訳/解説

四六判・並製・430頁
定価(本体価格 2,800円+税)
刊行予定 2010年 12月**日

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フランコ・ベラルディビフォ
1949年,イタリアのボローニャで生まれる。雑誌『ア/トラヴェルソ』の創刊,自由ラジオ「ラディオ・アリーチェ」を開局するなど,70年代のイタリア・アウトノミア運動の中心で活動する。77年の政治的弾圧によりフランスへ逃れ,その後ニューヨークにわたりサイバーパンクの潮流にかかわる。85年にイタリアに帰国後,インターネットをはじめとする新たなメディアを使ったネットワークの構築にとりくみ,メディア・アクティヴィストとして活動の領域を広げていく。邦訳書籍として『プレカリアートの詩――記号資本主義の精神病理学』(櫻田和也訳,河出書房新社,2009年)がある。より詳しい略歴は,本書のなかの廣瀬によるビフォへのインタビューにおいて語られている。


廣瀬 純 Hirose Jun
1971年生,龍谷大学経営学部教員,映画批評誌『VERTIGO』(Nouvelles Editions Lignes)編集委員。
著書として『美味しい料理の哲学』(2005年,河出書房新社),『闘争の最小回路――南米の政治空間に学ぶ変革のレッスン』(2006年,人文書院),『シネキャピタル』(2009年,洛北出版),『闘争のアサンブレア』(2009年,コレクティボ・シトゥアシオネスとの共著,月曜社)。訳書として,パオロ・ヴィルノ『マルチチュードの文法』(2004年,月曜社),トニ・ネグリ『芸術とマルチチュード』(2007年,共訳,月曜社),同『未来派左翼』(2008年,NHK出版)など。


北川眞也 Kitagawa Shinya
1979年生,大阪市立大学都市研究プラザG-COE特別研究員(博士研究員)。
論文として,「場所とニューライト・ポリティックス―イタリア・北部同盟のパダニアをめぐる言説的実践」(2004年,『人文地理』第56巻第2号所収),「現代地政学における例外空間としての収容所――イタリアの不法移民収容所へ歓待する生権力」(2007年,『人文地理』第59巻第2号所収),「移動=運動=存在としての移民――ヨーロッパの入口としてのイタリア・ランペドゥーザ島の収容所」(2010年,『VOL』第4号所収,以文社)など。


 
 
 

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