『通天閣 ― 新・日本資本主義発達史』 酒井隆史 著







     『通天閣 ― 新・日本資本主義発達史』酒井隆史 著




























 『通天閣新・日本資本主義発達史

  酒井隆史





  2011年12月10日発行
  四六判・上製・740頁
  青土社



オビのことば


塔から眺めた一大資本主義パノラマ ――

将棋の王様・阪田三吉の軌跡と大大阪の空間性、

新世界の荒廃と飛田遊廓、

ジャンジャン町の隆盛。

産業資本と大阪政界の思惑の一方で、

借家人同盟、野武士組、女給たちが立ち上がる・・・・・・

塔のみえる場所で、

人々は彷徨い、

遊び、

闘い、

そして何を生んだか?

圧倒的密度で描く、

大阪ディープサウス秘史!



詳しくは ↓(青土社)
http://www.seidosha.co.jp/index.php?%C4%CC%C5%B7%B3%D5





目 次




第一章 ジャンジャン町パサージュ論
 第一節 新世界! 新しい世界!
    1 還って来た男――小野十三郎、大阪に帰る
    2 古き世界の上に
    3 戦時下の遊歩者(フラヌール)
    4 電気広告塔
 第二節 抗争、新世界
    1 侠客たちの博覧会
       侠客たちの博覧会
       小林授産場
       侠客列伝――小林佐兵衛こと明石屋萬吉
       クリアランス小史、あるいは逃亡の地図(1)――博覧会前後
    2 見世物と暴動――第五回内国勧業博覧会
    3 大阪土地建物会社とルナパーク
    4 初期新世界風雲録
       侠客群像
       ルナパークの凋落
       住民・対・大土地
       起死回生
    5 キナ臭い動き
 第三節 水漏れする装置
    1 ジャンジャン町の誕生
    2 私娼、公娼、「生活不安」
    3 愚ナパーク・死ンジゲート
       岩下清周、小林一三、高倉藤平
       高倉藤平小伝
       思惑筋の高倉藤平
       『大阪日日新聞』 による猛攻
    4 二つの土地開発
       ジャンジャン町パサージュ論

第二章 王将――阪田三吉と 「ディープサウス」 の誕生
 第一節 阪田三吉のモンタージュ
    1 「天王寺の長屋」 の阪田三吉
    2 「阿呆なトラブル」
    3 虚構と歪曲、その論理
 第二節 夕陽丘の将棋指し
    1 棋道半世紀
    2 素人名人、阪田三吉
       クリアランス小史、あるいは逃亡の地図(2)――旧長町初期クリアランス
       燐寸工場と 「今池」 長屋
    3 将棋指しとマッチ工場主
 第三章 将棋の王様
    1 身ぶりの人
    2 9四歩の青春
    3 沈黙と復活――伶人町(夕陽丘)以後
       南禅寺の一戦まで
       最後の決戦
    4 阪田三吉の大大阪
       おわりに

第三章 わが町――上町台地ノスタルジア

第四章 無政府的新世界
 第一節 借家人同盟、あらわる
    1 一九二一(大正一〇)年二月一四日、中之島中央公会堂
    2 借家人同盟の地理学(1)
    3 騒然性、収斂と分岐――中之島、天王寺、米騒動
 第二節 Trans Pacific Syndicalism / Trans Pacific "New World"
    1 荒畑寒村と和田久太郎
    2 「主義者」 たちの 〈新世界〉
       戎館での会合
       「出眼金」 と 「遊侠社」
    3 Trans Pacific Syndicalism
    4 「訴訟狂」 逸見直造
       (一)過払電燈料金返還訴訟
       (二)有価証券交換請求訴訟
    5 IWWとサンフランシスコ大地震――アナルコ・サンジカリズムへの二つの契機
    6 一九二二(大正一一)年の野武士組
       野武士組の登場
       荒畑寒村との交流
       春乃家の会合――総連合への布石
       女給同盟と野武士たち
       「一大組合」(ワン・ビッグ・ユニオン) にむけて――いわゆる 「アナボル」 分裂へ
    7 縦断と横断
    8 「サンジカリズム」 の地理学
 第三節 借家人の精神からの社会的なものの誕生
    1 「ヘンミ」 の記憶
    2 長屋経営から 「店子の思想」 へ
    3 借家人同盟結成まで――水崎町の 「労働者無料法律相談所」
    4 家主・対・借家人
    5 借家人の戦術
       値上げ訴訟と値下げ訴訟
       借家人の戦術としての家賃(レント)ストライキ
       家主階級・対・借家人階級
    6 「部落」 か 「方面」 か
       借家人同盟の地理学 パート2
    7 社会的なものの上昇
    8 「部落」 か、「方面」 か――パート2
       方面委員に映しだされた逸見直造
    9 方面委員、借家人同盟、侠客――都市に埋め込まれた三つの調停機能
       むすび―― 一つの時代の終わり

補論 外骨の白眼/蜂の巣、蜘蛛の巣、六道の辻――クリアランス小史、あるいは逃亡の地図(3)
 補論1 外骨(がいこつ)の白眼(しろめ)
    1 『滑稽新聞』・対・博覧会
    2 『滑稽新聞』・対・悪弘黒眼
    3 「新聞王」 吉弘白眼
    4 二つの焦点――『大阪日報』 と 『滑稽新聞』
 補論2 蜂の巣、蜘蛛の巣、六道の辻――クリアランス小史、あるいは逃亡の地図(3)
    1 「蜂の巣」 掃討作戦
    2 犬殺し――下層階級と危険な階級

第五章 飛田残月
 第一節 湿った底に
    1 遊郭前史
    2 飛田遊郭指定――私娼の制圧?
    3 大門通り
    4 廊(くるわ)のなか
    5 旭通り
 第二節 敷居の町
    1 複数形の通天閣
    2 湿度と倦怠
    3 白昼の幻覚
    4 さまよう女
    5 敷居の町
    おわりに

参考文献
あとがき/人名索引
 
 
 
 
 
 
 
 
   

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

洛北出版

洛北出版
http://www.rakuhoku-pub.jp/

最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード