『生殖技術 ―― 不妊治療と再生医療は社会に何をもたらすか』 









     『生殖技術 ―― 不妊治療と再生医療は社会に何をもたらすか』 柘植あづみ 著
















 『 生殖技術 ―― 不妊治療と再生医療は社会に何をもたらすか 』
   柘植あづみ






四六判・上製・278頁
2012年 9月 10日 発行
みすず書房



目 次

はじめに
体外に存在する卵子/人体実験、情報と自己決定/ささやかな欲望を開拓する市場/
自己身体からの疎外/マイノリティであることの困難


第1章
卵子・胚・胎児の資源化――何が起きようとしているのか

個人的体験/体外受精が拓いた材料化・資源化/卵子・受精卵の使い途/
死亡胎児は廃棄物か資源か/インフォームド・コンセントの重要性と限界/
材料化・資源化がもたらす不安


第2章
生殖技術と商品化――精子・卵子の売買、代理出産をめぐって

第三者が関わる生殖技術の現状/何を規制するのか、なぜ規制するのか/
「身体の商品化」再考/グローバル市場で取引される精子と卵子/
精子や卵子の授受についての考え方の違い/労働に対する報酬という言説/
トラブル防止の仕掛け/利他的行為への評価と自尊心


第3章

先端技術が「受容」されるとき――再生医療研究の事例から

再生医学という「希望」/人のES細胞研究の開始まで/ES細胞研究に対する賛否/
研究材料としての受精卵の歴史/「ヒト胚」という存在/胚への想い


第4章
再生医療の「倫理」問題

ES細胞の「倫理」/iPS細胞は倫理的か/「希望」の再考


第5章
生殖技術と女性の身体のあいだ

不妊であることの社会的意味/スティグマとしての不妊/
「家」という圧力/「母性」という内圧/「女」という身体/
「自然な身体」モデルと不妊/自己身体からの疎外/「不妊」の再解釈の試み


第6章
生殖補助医療から見る日本の家族観――AIDをめぐる政治・倫理・社会

日本における提供精子による人工授精をめぐる論争/規制を必要とした契機/
AIDによって子どもをもつ理由/「出自を知る権利」の主張/
ドナーのことを知りたい理由/「出自を知る権利」に関する議論/
伝統的家族の強化か、新しい家族の創造か/「血のつながり」というイデオロギー/
不妊への視線とその解消


第7章

卵子を提供する行為を考える――利他と利己

卵子提供をめぐる日本の状況/提供卵子によって子どもをもちたいと思う理由/
提供の動機――利他か利己か/卵子とは何か/女性の連帯か分断か


第8章
生殖における女性の自己決定権――半世紀の議論の成熟と課題

自己決定権とは何か/人工妊娠中絶の自己決定権/「自己決定権」概念の拡散と疑義/
「自己」と「自己身体」の関係/自己決定権のこれから


第9章
医師の論理と患者の論理――医療化した生殖と価値

痛みや不快感、リスクについての認識の差/不妊治療の限界についての認識/
情報とコミュニケーション/選択しないことが得な文化/
医師が作り出す欲望と欲望が作り出す医療


おわりに
「子どもが欲しい」と「不妊でありたくない」を見極める/
「あきらめる」選択が困難な時代/未来の家族の設計図/
「利他的行為」を要請する医療技術/どんな社会を築いていくのか


註/書誌
あとがき
用語解説/索引


     * * *


『妊 娠 ――あなたの妊娠と出生前検査の経験をおしえてください』
http://www.rakuhoku-pub.jp/book/27118.html
の著者のひとり、柘植あづみさんがご本を刊行なされましたので、ご紹介させていただきました。


詳しくは ↓(みすず書房)をご覧くださいませ。
http://www.msz.co.jp/book/detail/07706.html

    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
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http://www.rakuhoku-pub.jp/

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